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「今年の色を取り入れたいけれど、オリーブを着たら顔色が悪く見えた」「ブラウンが似合う人と似合わない人がいるのはなぜ?」――秋になると、色のご相談が一気に増えます。
実は、色の似合う・似合わないには「色そのもの」と「色をのせる素材」の2つが関係しています。色そのものはパーソナルカラー、素材は骨格診断の領域です。プロスタイリスト歴13年の私YUKIが、2026-27秋冬のトレンドカラーを、骨格タイプ別に「どの素材で着れば似合うか」という切り口で整理しました。
この記事の要点
- 2026-27秋冬はモカブラウン・オリーブ・クレイピンク・レッド・ダークグレーなどが注目色
- 同じ色でも、ストレートはツヤ素材、ウェーブは柔らかい起毛、ナチュラルはマットで粗い素材で着ると似合いやすい
- 顔色が気になる色は、顔から離れたボトムスや小物から取り入れる
2026-27秋冬のトレンドカラーは何色?
結論:今季はレッド、オリーブグリーン、ダークグレー、ブラック、モカブラウン、クレイピンク、ネイビー、温かみのあるホワイトの8色が中心です。
海外コレクションの分析では、ブラック・ダークグレーに加え、レッド、パプリカやパンプキンのような深いイエロー、オリーブグリーン、鮮やかなピンクが目立ちました(FASHIONSNAP)。日本のリアルクローズ向けには、甘さ控えめの「クレイピンク」や、ベージュより重みのある「モカブラウン」も挙げられています(JOINT SPACE)。またWWDJAPANは、今季のスタイリングの決め手を「差し色」としています。
| 色 | 特徴 | 取り入れやすさ |
|---|---|---|
| モカブラウン | ココアのような深いブラウン。黒より柔らかい | ◎ ニット・パンツで |
| オリーブグリーン | 落ち着きと新鮮さを併せ持つ自然色 | ○ スカート・ジャケットで |
| クレイピンク | ベージュやグレーを含んだ、素焼きの土のような甘さ控えめのピンク | ○ ニット・ブラウスで |
| レッド | コートや小物の主役になる鮮やかな色 | △ 小物・差し色で |
| ダークグレー | 黒より柔らかく引き締まる | ◎ ジャケット・ボトムスで |
| ネイビー | 端正な印象の定番色 | ◎ 通勤服に |
| ブラック | レース・ファーなど素材で更新する定番 | ◎ 全般 |
| 温かみのあるホワイト | 黄みを含んだやさしい白 | ○ インナー・パンツで |
同じ色なのに似合う人と似合わない人がいるのはなぜ?
結論:色の印象は素材の「ツヤ・厚み・表面の凹凸」で大きく変わるため、骨格タイプに合わない素材で着ると、似合う色でも野暮ったく見えてしまうからです。

たとえば同じモカブラウンでも、ツヤのあるウールギャバジンと、ふわふわのモヘアと、ざっくりしたツイードではまったく別の色に見えます。光を反射するツヤ素材は色がクリアに、毛足のある素材はやわらかく、凹凸の大きい素材は深く沈んで見えるからです。
実際、骨格ナチュラルのお客様で「オリーブが似合わない」とおっしゃっていた方がいました。お持ちだったのはツルッとした薄手のオリーブのブラウス。これを麻混のざっくりしたオリーブのシャツジャケットに替えたところ、同じ色なのに「顔がぱっと明るく見える」と驚かれていました。色をあきらめる前に、素材を替えてみる価値は十分あります。
骨格タイプ別に似合うトレンドカラーの着方は?
結論:ストレートは「ツヤとハリのある上質素材」、ウェーブは「薄く柔らかい素材や短い起毛」、ナチュラルは「マットで凹凸のある素材」を選ぶと、トレンドカラーが自然になじみます。
| 色 | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| モカブラウン | スムースレザー、ウールのセンタープレスパンツ | モヘアのショートカーデ、スエードのスカート | コーデュロイ、ローゲージニット |
| オリーブ | ハリのあるトレンチ、チノのタイトスカート | サテンのフレアスカート | ミリタリージャケット、麻混シャツ |
| クレイピンク | ハイゲージのVネックニット | アンゴラ混ニット、シフォンブラウス | ざっくり編みカーディガン |
| レッド | レザーのバッグ、ウールコート | 小さめのバッグ、リップ、ストール | 大判ストール、スエードシューズ |
| ダークグレー | テーラードジャケット | 薄手ツイードのジャケット | ヘリンボーンのオーバーコート |
どのタイプにも共通するのは、「濃い色ほど、骨格に合う素材を選ぶ」ことです。濃い色は素材感がはっきり出るので、素材のミスマッチが目立ちやすくなります。
顔色が悪く見えるのが心配なときは?
結論:顔色に影響するのはパーソナルカラーなので、自信のない色はボトムス・靴・バッグなど顔から離れた場所に置けば、骨格タイプに合う素材で安心して取り入れられます。
オリーブやモカは、黄みを含む色なので、ブルーベース(青みのある肌)の方は顔まわりに持ってくると疲れて見えることがあります。その場合は、顔まわりはネイビーやダークグレー、温かみのあるホワイトにして、オリーブはスカート、モカはパンツや靴に回すのがおすすめです。

色を一度に増やしすぎないことも大切です。ベースの色2色+差し色1色を目安にすると、トレンドカラーを使っても落ち着いた大人のコーデにまとまります。
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レーヨン混の落ち感がある素材で、オリーブ・カーキ系やモカ系を含む豊富な色展開。顔から離れたボトムスなので、トレンドカラーを試す1枚目にぴったりです。ウェーブさんは短めの丈、ナチュラルさんは長めの丈を選ぶとバランスが整います。
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マレーシアのような常夏の国ではトレンドカラーをどう使う?
結論:常夏の国では厚手の素材で季節感を出せない分、色で季節感を出すのがいちばん効果的です。モカやオリーブを、リネンやサテンなど薄い素材で取り入れましょう。
私が住むマレーシアでは、強い日差しの下だとくすんだ色が沈みやすく、逆にモールの冷房の中では深い色が上品に映えます。外ではホワイトやクレイピンクなど明るめ、屋内中心の日はモカやオリーブ、と過ごす場所で色を選ぶのが、こちらで暮らしながら見つけたコツです。
よくある質問
Q1. 2026-27秋冬で一番取り入れやすいトレンドカラーは?
A. モカブラウンです。黒より柔らかく、ベージュより引き締まって見えるため、手持ちの服と合わせやすく、骨格タイプを問わず使えます。
Q2. オリーブグリーンを着ると老けて見えます。
A. 顔まわりに置かず、スカートやパンツなど顔から離れた場所で取り入れてみてください。トップスには白やネイビーなど、顔色が明るく見える色を合わせるとバランスが取れます。
Q3. 骨格診断とパーソナルカラーはどちらを優先すべきですか?
A. 顔まわりの色はパーソナルカラー、服の素材と形は骨格診断を優先するのが基本です。両方を組み合わせると、色も形も似合う服を選びやすくなります。
Q4. 赤を取り入れたいけれど派手になりませんか?
A. バッグ・靴・ストールなどの小物で、全体の1割程度に抑えると上品な差し色になります。服で取り入れるなら、深みのあるボルドー寄りの赤を選ぶと大人っぽくまとまります。
Q5. くすみピンクとクレイピンクは違いますか?
A. どちらもグレーを含んだ落ち着いたピンクですが、クレイピンクは素焼きの土のような、少し黄みとベージュを含んだ色を指すことが多いです。甘さが控えめなので、大人の女性でも取り入れやすい色です。
まとめ|トレンドカラーは「素材」で似合わせる
結論:トレンドカラーは、顔まわりはパーソナルカラー、素材は骨格タイプで選ぶと、流行の色でも無理なく似合います。
まずはモカブラウンかオリーブを、骨格に合う素材のボトムスや小物から1つ取り入れてみてください。今季のトレンド全体を骨格別に整理した2026-27秋冬トレンドまとめもあわせてどうぞ。
参考:FASHIONSNAP/JOINT SPACE「2026-2027年秋冬の流行8色」/WWDJAPAN特集(2026年10月21日確認)





