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「今年はなにが流行っているの?」と雑誌やSNSを見ても、レース、アニマル柄、ペプラム、スエード、シャギー……と情報が多すぎて、結局どれを買えばいいのか分からない。そんな声を、この秋はお客様から何度もいただいています。
先にお伝えしたいのは、トレンドは全部取り入れなくていいということです。プロスタイリスト歴13年、1,000人以上の骨格を見てきた私YUKIが、2026-27年秋冬の主要トレンド7つを「骨格タイプ別に似合うもの」だけに仕分けました。
この記事の要点
- 2026-27秋冬の大きな流れは「クラシック回帰」と「差し色」(WWDJAPAN・FASHIONSNAPのコレクション分析より)
- トレンドは「デザイン」より「素材の質感」で骨格との相性が決まる
- ストレートはスエード・レザー・テーラード、ウェーブはレース・ペプラム・小さめアニマル柄、ナチュラルはシャギー・ファー・オーバーサイズが得意
- 苦手なトレンドも「面積」と「置く場所」を変えれば取り入れられる
2026-27秋冬のトレンドは何が流行っている?
結論:今季は「端正なクラシック」を土台に、レース・アニマル柄・スエードなどの素材と、レッドやオリーブの差し色で崩すスタイルが中心です。
業界紙WWDJAPANの2026-27年秋冬リアルトレンド特集では、今季のキーワードを「クラシック」と「エレガンス」への回帰とし、テーラードジャケットを主役にしたトラッドスタイルを色で着崩す提案が軸になっていました(WWDJAPAN特集の告知)。またFASHIONSNAPのコレクション分析では、色はブラック・ダークグレー・レッド・パプリカ系のイエロー・オリーブ・ビビッドピンク、柄はレオパードを筆頭にしたアニマル柄とチェック、素材はシアリング(ムートン)・レース・スエードが挙げられています(FASHIONSNAP)。
街に降りてくるリアルクローズとしては、次の7つが特に目立ちます。
| トレンド | 具体的なアイテム例 | 詳しい記事 |
|---|---|---|
| トレンドカラー | モカブラウン、オリーブ、クレイピンク、レッド | トレンドカラー×骨格 |
| アニマル柄 | レオパード、バンビ柄、ダルメシアン | アニマル柄×骨格 |
| レース | レースブラウス、レーススカート、透けるレイヤード | レース×骨格 |
| ペプラム | ペプラムニット、ペプラムブラウス | ペプラム×骨格 |
| スエード・レザー | スエードジャケット、レザースカート | スエード・レザー×骨格 |
| シャギー・ファー | シャギーニットベスト、エコファージレ | シャギー・ファー×骨格 |
| クラシック | テーラードジャケット、ボリュームソールのローファー | ジャケット/ローファー |
トレンドが似合う・似合わないは何で決まる?
結論:トレンドの似合う・似合わないは、アイテムの名前ではなく「素材の厚み・ハリ・表面感」が自分の骨格の質感と合っているかで決まります。
同じ「レースブラウス」でも、ハリのあるコットンレースと、柔らかく透けるナイロンレースでは似合う人がまったく違います。骨格診断は、体の肉感・骨の存在感・関節の大きさから、似合う素材とシルエットを判断するメソッドです。
- 骨格ストレート:筋肉のハリがあり、上半身に厚みがある → ハリ・ツヤのある上質素材、シンプルなIライン
- 骨格ウェーブ:柔らかい肉感で、下半身に重心がある → 薄く柔らかい素材、上半身に飾りのあるデザイン
- 骨格ナチュラル:骨や関節がしっかりしたフレーム感 → 粗い・厚い素材、ゆとりのあるシルエット
素材の選び方の基本は骨格タイプ別「似合う秋素材」の記事でも解説しています。ご自分のタイプが分からない方は、先に骨格診断のセルフチェック方法で確認しておくと、この先の表がぐっと使いやすくなります。なお、対面で診断していると、2タイプの特徴を併せ持つミックスタイプの方も少なくありません。迷ったら無理に1つに決めず、両方のタイプの「似合う」を試してみてください。
骨格タイプ別に似合う2026秋冬トレンドは?
結論:ストレートは「スエード・レザー・テーラード」、ウェーブは「レース・ペプラム・小柄のアニマル」、ナチュラルは「シャギー・ファー・オーバーサイズ」が、今季もっとも素直に似合うトレンドです。

| トレンド | ストレート | ウェーブ | ナチュラル |
|---|---|---|---|
| レース | △ 厚手のコードレースを小面積で | ◎ 透ける繊細なレース | ○ 大柄のレースを重ね着で |
| アニマル柄 | ○ 大きめレオパードを小物で | ◎ 小さめのレオパード・バンビ柄 | ◎ 大柄ゼブラ・パイソン |
| ペプラム | △ ハリのある短いペプラムのみ | ◎ 柔らかいペプラムニット | △ 落ち感のあるロングペプラム |
| スエード・レザー | ◎ スムースレザー・薄手スエード | ○ 柔らかいスエードを小面積で | ◎ 起毛感の強いスエード |
| シャギー・ファー | △ 毛足の短いものをベストで | ○ ショート丈・小物で | ◎ ロング丈・毛足長め |
| テーラードジャケット | ◎ 腰丈・ジャストサイズ | ○ ショート丈・ウエストマーク | ◎ オーバーサイズ・ロング丈 |
| ローファー | ◎ 甲が浅めのシンプルな革 | ○ 華奢なビット付き・薄底 | ◎ ボリュームソール |
◎はそのまま似合うもの、○は選び方次第、△は工夫が必要なものです。△のトレンドも「顔から離れた場所に、小さい面積で」取り入れれば、トレンド感だけを上手に借りられます。
苦手なトレンドはどう取り入れればいい?
結論:苦手な素材や柄は「小物にする」「インナーにして面積を減らす」「骨格に合う素材のバージョンを選ぶ」の3つで、ほぼすべて取り入れられます。
- 小物にする:アニマル柄やファーは、スカーフ・バッグ・靴にするだけで十分トレンド感が出ます。
- 面積を減らす:レースやシャギーは、ジャケットやカーディガンの中から少しのぞかせる程度にします。
- 素材を置き換える:同じスエードでも、ストレートは薄くなめらかなもの、ナチュラルは毛足のあるものを。同じアイテム名でも「素材」で似合うバージョンを探します。
以前、骨格ストレートのお客様が「レースが好きなのに、着ると太って見える」と悩んでいらっしゃいました。全身をレースにするのをやめ、黒のハイゲージニットの襟元から厚手のレースブラウスの衿だけをのぞかせたところ、「これなら毎日着られる」と喜んでくださいました。好きなトレンドをあきらめる必要はありません。量と場所を変えるだけでいいのです。
今季まず1つ買うなら何がおすすめ?
結論:迷ったら、骨格タイプを問わず使いやすい「モカブラウンのニット」か、トレンド感が一番出やすい「シャギーベスト」から始めるのがおすすめです。
モカブラウンは、ここ数シーズン定番化しつつある色で、黒より柔らかく、ベージュより引き締まって見えます。ニットなら手持ちのデニムやスラックスにそのまま合わせられるので、トレンド初心者の方でも失敗がありません。
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綿100%で暖房の効いた室内でも蒸れにくく、色展開が多いのでモカやくすみピンクなどトレンド色を選べます。ストレートさんは折り返さずにゆるく着ると首が詰まって見えにくく、ナチュラルさんはワンサイズ上げてゆったり着るのがおすすめです。
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シャギーベストは、手持ちのシャツやカットソーに重ねるだけで「今年の服」に見える即効性の高いアイテムです。毛足のボリュームがあるので、特に骨格ナチュラルさんにぴったり。ウェーブさんは丈が短めのもの、ストレートさんは、下で紹介するものより毛足が短く、首元がVのものを選ぶと着こなせます。
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常夏の国に住んでいてもトレンドは取り入れられる?
結論:取り入れられます。マレーシアのような常夏の国では、冷房対策のレイヤードと「素材より色・柄でトレンドを取る」発想がコツです。

私が暮らすマレーシアは一年中30℃前後。ウールやファーは日常では着られません。それでも、ショッピングモールやオフィスは冷房がしっかり効いているので、薄手のレースブラウス、モカやオリーブの差し色、アニマル柄のスカーフなら、こちらでも十分に楽しめます。素材で季節を出せない分、色と柄でトレンドを取るイメージです。
年末年始に日本へ一時帰国する方は、常夏から日本の冬に帰るときの服選びもあわせてどうぞ。
よくある質問
Q1. 2026-27秋冬のトレンドカラーは何色ですか?
A. 海外コレクションではブラック、ダークグレー、レッド、深みのあるイエロー、オリーブグリーン、鮮やかなピンクが目立ち、日本のリアルクローズではモカブラウンやクレイピンクも注目されています。日常に取り入れやすいのはモカブラウンとオリーブで、レッドは小物やカーディガンで差し色にすると失敗しにくいです。
Q2. トレンドを全部取り入れないとおしゃれに見えませんか?
A. いいえ、1シーズンに1〜2個で十分です。骨格タイプに合うトレンドを1つだけ選び、残りは手持ちの定番服で組み立てるほうが、大人の女性はかえって洗練されて見えます。
Q3. 骨格ストレートでもレースは着られますか?
A. 着られます。薄く透けるレースより、厚みのあるコードレースや、模様が小さめのケミカルレースを選び、衿元や袖口など小さい面積で取り入れるのがコツです。
Q4. 骨格ウェーブにシャギーニットは似合いますか?
A. 毛足が短めで、着丈がウエスト〜腰骨くらいまでのショート丈なら似合います。毛足が長くロング丈のものは、体が埋もれて着太りしやすいので避けましょう。
Q5. 自分の骨格タイプが分からないときはどうすればいいですか?
A. まずはセルフチェックで鎖骨・手首・膝まわりを確認してみてください。それでも迷う場合はミックスタイプの可能性があるので、似合う可能性のある2タイプの服を実際に試着して比べるのがおすすめです。
まとめ|トレンドは「骨格に合う1つ」から始めよう
結論:2026-27秋冬は、クラシックな土台に、骨格タイプに合ったトレンドを1つだけ足すのがいちばん垢抜ける近道です。
ストレートさんはスエード・レザーとテーラード、ウェーブさんはレースとペプラム、ナチュラルさんはシャギーとオーバーサイズ。気になるトレンドが見つかったら、各記事でタイプ別の選び方を詳しく解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
参考:FASHIONSNAP「2026-27年秋冬ウィメンズトレンド」/WWDJAPAN 2026-27年秋冬ウィメンズリアルトレンド特集(2026年10月21日確認)





